日本人は胃腸が弱い
厚生労働省の「2022(令和4)年国民生活基礎調査」によると、日本人のお腹の不調に関する割合は
腹痛・胃痛に悩む人:16.2%(男性:11.5%、女性:20.6%)
下痢に悩む人:16.4%(男性:17.9%、女性:15.0%)
また、日本大腸肛門病学会によると、過敏性腸症候群(IBS)の有病率は10~20%と報告されています。
IBSは、大腸や小腸に器質的異常がないにもかかわらず、
下痢や便秘などの便通異常、腹痛、腹部膨満感などの症状が現れる病気です。
さらに、厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本人で便秘を訴える方は、
2022年で全体で3.6%、65歳以上では7.1%だそうです。
便秘・軟便の自覚症状がある人のうち、約3人に1人がお通じに慢性的な悩みを抱えており、
その過半数が対策をせずに放置している実態も判明しています。
腸活がなぜいいのか?
腸活が大事!と言われていますが、なぜ良いのでしょうか。
1. 免疫機能の向上
腸には全身の約70%の免疫細胞が集まっています。腸内環境が整うと、善玉菌が優勢になり、
病原菌やウイルスに対する抵抗力が高まります。
逆に腸内環境が悪化すると、免疫力が低下し、感染症やアレルギーが起こりやすくなります。
2. 消化・吸収の効率化
腸は、食べたものを消化し、必要な栄養素を吸収する役割を持っています。
腸内環境が整うことで、このプロセスがスムーズになり、エネルギー供給や体調維持に直結します。
3. メンタルヘルスの改善
腸は「第二の脳」と呼ばれ、脳と密接に連携しています。
腸内細菌がセロトニン(幸せホルモン)の生成を助け、ストレスや不安感を軽減します。
また、腸内環境の乱れはうつ病や不安障害のリスクを高めることも分かっています。
4. 代謝の向上と体重管理
腸内細菌は代謝に影響を与えます。特定の善玉菌は脂肪の蓄積を防ぎ、太りにくい体質を作る助けをします。
一方で、腸内環境が悪いと代謝が低下し、体重増加や生活習慣病のリスクが高まります。
5. 炎症や病気の予防
腸内環境が整うと、全身の炎症を抑える効果があります。
腸内細菌は腸壁を保護し、腸漏れ(リーキーガット症候群)を防ぎます。
腸漏れは、アレルギーや慢性炎症、自己免疫疾患などの原因となる可能性があります。
6. 美肌効果
腸内環境は肌の状態とも密接に関係しています。
善玉菌が優勢な腸内環境では、毒素や老廃物が適切に排出され、
肌トラブルが軽減されることがあります。
メリットいっぱい!!
うんちをチェックしよう!
みなさんトイレに行って、ご自身の便はチェックされていますか?
うんちは体からの大事なお手紙です!!
におい、形、色、浮いているかどうか、しっかりチェックしてみてください。
これらは、良い状態ではありません。
足し算よりもまずは引き算腸活
腸を整えるためには、
• 発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチなど)の摂取
• 食物繊維(野菜、果物、全粒穀物など)の摂取
• ストレス管理と適度な運動
• 加工食品や糖分の過剰摂取を控える
特にお食事は何か足すと言うよりは、まずお腹の調子が悪い時は、